日本から英国への中古車輸入において、「輸入者(Importer)」にとって、最も重要なのは「いかに効率よく、信頼できる車両を英国内で登録・販売できるか」という点に尽きます。
現在、英国内の検査機関の混雑により、戦略的な車両選定が不可欠となっています。本記事では、輸入者様が知っておくべき実務の全体像と、最新の市場トレンドを解説します。
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1. 業務分担:輸入者と物流パートナーの連携

輸入者様は英国内でのコンプライアンス(法的適合)に集中し、AUTOHUBはそこに至るまでの物流と、信頼性を担保するデータ提供を担います。

2. 検査の分岐点:なぜ「10年以上」の車両が市場の8割を占めるのか?

英国では、輸入者様が対応すべき検査の内容が、車両の製造年数によって劇的に変わります。
1. 製造10年未満:IVA検査(個別車両承認)
- 場所: 政府指定の「IVA検査センター(IVA Test Stations)」に限られます。
- 現状: 予約待ちは現在2〜3カ月程度を要しています。
- 難易度: 非常に高く、改造車や社外パーツ装着車は不合格リスク(純正戻しの高額費用)があります。
- 戦略: 輸入通関完了後にしか予約ができないため、この待機期間を織り込んだ資金計画が必要です。
2. 製造10年以上:MOT検査(運輸省テスト)
- 場所: 街中の「MOT認定ガレージ」(整備工場や大手用品店など)で受検可能です。
- メリット: IVAのような長期待ちがなく、短期間で登録・販売へ移行できます。
- 市場トレンド: このスピード感の違いから、現在、約8割が「10年以上」の車両となっています。(弊社実績)

3. 走行距離の「正当性」を担保する二段構えの証明
英国のバイヤーは「メーター戻し」に極めて敏感です。輸入者として車両の価値を証明するため、以下のステップを標準化することをお勧めします。
1.【日本側】AUTOHUBによる事前検査:
- 弊社のドア・ツー・ドア(D2D)サービスには、日本国内での船積み前オドメーター(走行距離)検査が含まれています。現車に基づいた確実なデータを輸入前に確定させます。
2.【英国側】BIMTA走行距離証明書:
- 日本のオークションデータ等と照合し、正当性を証明する「BIMTA証明書」の取得が一般的です。書類上の照合プロセスですが、英国での販売時には「信頼の証」として非常に重要視されます。
4. 輸入者様の負担を軽減するAUTOHUBのD2Dサポート
1. 検査場へのダイレクト配送:
- 輸入通関後、港から直接「政府指定のIVA検査場」や「輸入車に慣れたMOTガレージ」へ陸送可能です。港へ引き取りに行く手間を省き、即座に作業を開始できます。(D2Dオプションサービス)
2. 確実な書類手配(C88)
- 輸入者様がNOVA登録や車両登録を行う際に必須となる「C88(通関申告書)」を、弊社から迅速に提供します。
3. 工場選定のポイント:
- MOT検査は街中の工場で可能ですが、登録をスムーズに進めるには、輸入車の扱いに慣れた工場を選ぶのが成功の秘訣です。
まとめ
輸入者(貴社)にとって、現在の英国市場での勝利の方程式は「10年以上経過した良質な車両を、信頼できるデータ(オドメーター検査)と共に、最短ルートでMOTガレージへ送り込むこと」にあります。
また、10年未満の車両を扱う場合でも、弊社のD2D配送を活用し、輸入通関後すぐに検査場へデリバリーすることで、2〜3カ月という待機期間によるロスを最小限に抑えることが可能です。
英国での輸入実務や、最新の輸送スケジュールのご相談は、ぜひAUTOHUBまでお寄せください。

上記変更に伴い、弊社D2D(Door to Door)サービスをご利用のお客様分につきましては、原則として原産地証明を発行していく予定です。
本対応に伴う費用面については、現在調整中でございます。
詳細が決まり次第、改めてお知らせいたします。
英国向けに中古車輸出を行われている事業者様におかれましては、本変更にご留意いただき、ご対応の準備をお願い申し上げます。
当記事の件でなくても、中古車輸出に関するご質問や疑問などお気軽にお問い合わせくださいませ。
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