海外へ車を一時的に持ち出すなら、「ATAカルネ」!仕組みと注意点をプロが解説

海外のカーイベントや展示会、あるいは撮影旅行。「自分の愛車を海外の道で走らせたい!」「日本のカスタム文化を世界に見せつけたい!」と思ったことはありませんか?

でも、そこで壁になるのが「通関(税関の手続き)」です。 通常、モノを海外へ持っていくときは関税などの税金がかかりますが、一時的に持ち込んで日本に戻す場合に、その税金を免除してくれる「魔法の手帳」があるのをご存知でしょうか。

それが、今回解説する「ATAカルネ」です。通称:カルネ通関とも呼ばれます。

「名前は聞いたことあるけど、具体的にどう使うの?」 「車以外にパーツも持っていける?」

こうした疑問にお答えするため、ATAカルネの基本ルールと、AUTOHUBが実際にお手伝いした現場の事例を交えて解説いたします。

ATAカルネってなに?「3つの大きなメリット」

結論から申し上げますと、この制度を利用する最大の理由は、「輸出入の手続きを簡略化し、コストを抑えること」にあります。具体的には以下の3つのメリットがあります。

1.関税・消費税がかからない!
一時的に持ち込むだけなので、本来かかるはずの輸入税や消費税を払わなくてOKです。

2. 通関手続きがスピーディー!
この手帳一冊で、輸出時・輸入時の申告がスムーズに進みます。国ごとに複雑な書類を作る手間が省けます。

3. 有効期間内(1年間)なら何度でも使える!
1年間の有効期間内であれば、複数の国をまたいで、あるいは一度帰国してまた別の国へ、といった使い方も可能です。

⚠️ 重要ルール:販売目的には使えません あくまで「一時的な持ち出し」が前提です。現地で売ってしまうものには使えません。全ての内包パーツは日本輸出時に申告し、帰りも全く同じ(物と個数)状態で海外から輸出時に申告にしなければなりません。管理できる種類数と個数(シンプルで少数)にとどめておくことがポイントです。

スムーズな申請のために:知っておきたい「車両価格」の証明

ATAカルネの申請時、必ず聞かれるのが**「車両本体価格」**です。 「今の価値がいくらか」を証明する書類が必要になりますが、具体的には以下のようなものが基準となります。

  • 購入時のディーラー様からの御請求書
  • 現在の中古車販売店での査定価格
  • インターネット上の相場資料(カーセンサー様等の掲載情報)

「いくらで申告すればいいかわからない」という場合も、お手元の資料をもとにアドバイスさせていただきますので、まずは上記のような資料をご準備ください。

実例!AUTOHUBではこんな細かな調整もサポートしています

Q. 車両と一緒に予備パーツや日用品も持っていけますか?

A. はい、可能です! 「車両の部品が入った段ボール2個も積載したい」というご要望をいただくことがあります。カルネのリストにしっかり登録しておけば、車両と一緒に免除対象として持ち込めます。

Q. 輸送中の破損が心配なのですが…

A. 現場目線の「パッキング」をご提案します。 そのままでは輸送中に破損したり、他の荷物を傷つけたりするリスクがあります。 しっかりパッキングするといった、安全に運ぶための具体的な対策をアドバイスしています。

送り主(お客様)に行っていただくこと

送り主様に日本国内で事前に行っていただくことが少し多いのが、ATAカルネの特徴です。これも旅の経験と思って楽しんでいただければと思います。また取得方法や厳格さなど我々がガイド・アドバイスさせていただきます!
その他車両の輸送等や通関代行作業などは、もちろん我々におませ下さい!

  • ATAカルネの申請とカルネ手帳取得
  • 内包パーツのリストアップ
  • 輸出通関INVOICE作成(テンプレート有)
  • 車検証
  • 自動車登録証書
  • 車両のお写真(外装・内装包車台番号打刻)
  • パスポートコピー
  • ご搭乗券コピー
  • その他

気になる費用と、知っておくべき「追加費用」の可能性

AUTOHUBでは、ATAカルネを利用した通関サポートを以下の料金で承っております。

  • 基本料金:1**,000円(2026年2月現在)

ただし、通関の現場では予期せぬ事態も起こります。

  • 税関エックス線検査:別途お見積り 税関の判断によりエックス線検査は抜き打ち検査となっており、誰に当るか分かりません。このような税関や港で起こる不測の追加費用が発生するのが中古車の輸出入とも言えます。日本側と海外側で、それぞれ数万円ずつ追加費用が発生可能性があります。ご了承ください。

まとめ

今回のポイントをまとめると:

1.「一時的な持ち出し」なら税金がかからない

2. 車両だけでなく、登録したパーツも一緒に運べる

3. 内包パーツのリストアップ

4. お客様に行っていただくことがある

5. 基本の費用と追加費用の可能性をご了承いただく

AUTOHUBでは、書類の作成から現場でのパッキングのアドバイスまで、お客様の「ATAカルネの海外挑戦」をトータルでサポートいたします。

「このパーツも積めるかな?」「自分の車の場合、どうやって準備すればいい?」といった些細な疑問も、お気軽にAUTOHUBまでご相談ください!

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