
いきなりですが、ニュージーランドという国をご存じでしょうか。
もちろん、ニュージーランドという名前は聞いたことがある方が多いと思います。
ニュージーランドは、太平洋の南西に位置する島国です。オーストラリア大陸から約2,000km、南極大陸から約2,600km離れており、北島と南島の2つの主要な島と、多くの小さな島々で構成されています。
ニュージーランドは日本と同じ右ハンドル・左側通行の国であり、日本の中古車をそのまま使いやすい環境があります。また、現地では輸入車の存在感が大きく、品質や信頼性の高い日本車は中古車市場でも需要が見込まれます。
一方で、ニュージーランドへ中古車を輸出する際は、必要書類、車両の輸入基準、排ガス基準、Clean Car Standard、検疫、税関手続きなどを確認する必要があります。輸出前の準備が不十分だと、現地到着後に追加費用や手続きの遅れが発生する可能性があります。
この記事では、日本からニュージーランドへの中古車輸出をスムーズに行うために、輸入規則や手続き、市場動向、人気車種、費用、注意点を解説します。ニュージーランド向けの中古車輸出を検討している方は、事前確認の参考にしてください。
1. ニュージーランド中古車輸出の基本
ニュージーランドへの中古車輸出では、日本国内で車両を仕入れ、輸出に必要な書類を準備したうえで、船便によって現地へ輸送します。その後、車両がニュージーランドに到着した後は、税関手続き、検疫、車両検査、登録などを進めます。
ニュージーランドは日本と同じ右ハンドル・左側通行のため、日本車との相性が良い国です。現地でも日本車は多く流通しており、トヨタ、ホンダ、スズキ、日産、マツダなどの中古車は、品質や燃費性能、整備性の面から選ばれやすい傾向があります。
ただし、ニュージーランドへ輸出できるかどうかは、車種の人気だけでは判断できません。排ガス基準、安全基準、車両状態、検疫基準、Clean Car Standardなどを確認する必要があります。
そのため、ニュージーランド向けに中古車を輸出する際は、以下の点を事前に確認することが重要です。
- 輸出に必要な書類がそろっているか
- ニュージーランドの車両輸入基準を満たしているか
- 排ガス基準や安全基準に適合しているか
- Clean Car Standardの対象として確認できるか
- 検疫に対応できるよう車内外が清掃されているか
- 関税、GST、検査費用、登録費用を含めて採算が合うか
中古車輸出では、車両を仕入れて船積みするだけでなく、現地で登録・販売できる状態まで見据えて準備することが大切となりますので、注意しましょう。
2. ニュージーランドの中古車市場と日本車需要
ニュージーランドの中古車市場は、日本からの輸入車に対する需要が高いことで知られています。現地では自動車の多くを輸入に頼っており、なかでも日本車は長年にわたって安定した人気があります。
2-1. 日本車が流通しやすい市場環境
上述の通り、ニュージーランドでは、日本と同じ右ハンドル車が利用されているため、日本国内で流通している中古車を現地で使いやすく、日本からの中古車輸出と相性が良い市場です。
また、日本の中古車は、車両状態が比較的良いものが多く、整備記録やオークションシートなどで状態を確認しやすい点も評価されやすい要素となります。現地の購入者にとって、信頼性のある日本車は魅力的な選択肢となっています。

2-2. 現地生産が少なく輸入車への依存度が高い
ニュージーランドでは、現地での自動車生産が限られているため、輸入車が自動車市場を支えています。新車だけでなく中古車も多く流通しており、日本からの中古車はその中でも重要な供給源のひとつです。
特に、日常利用しやすいコンパクトカー、ファミリー向けのミニバン、燃費性能に優れたハイブリッド車、アウトドアや地方部で使いやすいSUVなどは、用途に応じて需要が見込まれます。
2-3. 環境意識の高まりで低燃費車・ハイブリッド車の需要がある
近年、ニュージーランドでは環境意識の高まりにより、自動車市場にも変化が見られており、燃費が良い車種や、CO2排出量を抑えやすいハイブリッド車、電動車への関心が高まっています。
そのため、トヨタのハイブリッド車やホンダのコンパクトカー、スズキの小型車など、燃費性能に優れた日本車は検討されやすい傾向があります。
ただし、低燃費車やハイブリッド車であっても、ニュージーランドの排ガス基準やClean Car Standardの確認が必要となるため、環境性能が高い車種を選ぶだけでなく、現地制度に適合するかどうかをあわせて確認しましょう。
3. ニュージーランドへの中古車輸出で必要な書類
ニュージーランドへの中古車輸出には、複数の書類が必要です。書類の不備や不足があると、輸出手続きが遅れたり、現地到着後に車両を受け取れなかったりする可能性があります。
ここでは、主な必要書類を整理します。
3-1. 輸出抹消登録証明書
輸出抹消登録証明書は、日本国内で登録されている車両を輸出する際に必要な書類です。車両が日本国内で抹消登録され、輸出可能な状態であることを示します。
中古車輸出では基本となる書類のひとつであり、手続きの早い段階で準備しておくことが重要です。
3-2. インボイス
インボイスは、車両の売買内容や価格を示す書類です。車両価格、売主、買主、車両情報などを記載し、税関手続きや現地での費用計算に使われます。
記載内容に誤りがあると、通関時に確認が必要になったり、手続きが遅れたりする可能性があります。車両情報や金額は正確に記載しましょう。
3-3. 船荷証券・輸送書類
船荷証券や輸送書類は、車両の輸送に関する情報を示す書類です。出港地、到着地、船名、車両情報などが記載され、輸送や通関の際に必要になります。
船積み手配を行う際は、車両情報と書類内容に不一致がないか確認しておくことが大切です。
3-4. 車両状態を確認できる資料
車両の状態表やオークションシート、内外装・下回りの写真なども、輸入者や現地購入者に安心感を与える資料になります。
これらは必須書類ではない場合もありますが、車両状態を正確に伝えるために役立ちます。特にニュージーランド向けでは、事故歴、修復歴、腐食、下回りの状態などが重要視されることがあります。
4. ニュージーランドへの中古車輸出で確認すべき輸入基準
ニュージーランドへ中古車を輸出する際には、同国が定める車両の輸入基準を満たしている必要があります。これには、年式、排ガス基準、安全性、車両状態などが含まれます。
4-1. 排ガス基準を満たしているか
ニュージーランドでは、輸入される中古車に対して排ガス基準が設けられています。基準を満たさない車両は、現地で登録できない可能性があります。
日本から輸出する車両であっても、すべての車両が自動的に適合するわけではありません。車種、年式、型式、エンジン仕様によって確認が必要です。
4-2. Clean Car Standardの確認
ニュージーランドでは、軽車両を輸入する際にClean Car Standardの確認が必要です。車両のCO2排出量に応じて、費用や手続きに影響する場合があります。
そのため、ニュージーランド向けに中古車を輸出する場合は、燃費や排出ガス性能だけでなく、Clean Car Standardの対象としてどのように扱われるかを確認しておくことが重要です。
4-3. 安全基準・構造上の問題がないか
ニュージーランドで車両を登録するには、安全基準を満たす必要があります。事故歴がある車両、構造的な損傷がある車両、腐食が進んでいる車両などは、現地での検査に通らない可能性があるからです。
特に下回りの腐食やフレーム部分の損傷は、登録時に問題になりやすいポイントとなるため、仕入れ時には、外装だけでなく、下回りや修復歴も確認しましょう。
4-4. 現地で登録できる状態か
ニュージーランドへ中古車を輸出する目的が販売や利用である場合、現地で登録できるかどうかが重要です。車両を輸入できても、登録に必要な検査を通過できなければ、実際に道路で使用することができません。
車両の輸出前に、現地の登録条件や検査で確認される項目を把握しておくことで、後から追加費用が発生するリスクを抑えやすくなります。
5. ニュージーランド中古車輸出の流れ

ニュージーランドへの中古車輸出は、日本国内での準備とニュージーランド到着後の手続きに分けて考えると整理しやすくなります。
5-1. 日本国内での手続き
日本国内では、車両の仕入れから船積みまでを進めます。主な流れは以下の通りです。
- 輸出予定車両の選定
- ニュージーランドの輸入基準への適合確認
- 車両の購入・仕入れ
- 輸出抹消登録の手続き
- インボイスや輸送書類の準備
- 車両状態の確認・写真撮影
- 車内外・下回りの清掃
- 検査・必要に応じた整備
- 輸出通関
- 船積み手配
中古車オークションで車両を仕入れる場合は、落札前にニュージーランド向けに輸出できるかどうかを確認しておくことが重要です。仕入れ後に基準不適合が分かると、販売先の変更や追加整備が必要になる可能性があります。
5-2. ニュージーランド到着後の手続き
車両がニュージーランドへ到着した後は、現地側で通関、検疫、検査、登録手続きなどを進めます。主な流れは以下の通りです。
- 輸入申告
- 関税・GSTなどの確認と支払い
- MPIによる検疫・バイオセキュリティ確認
- 必要に応じた洗浄や追加対応
- 車両のエントリー認証・コンプライアンス確認
- WOFなど道路使用に必要な確認
- 車両登録
- 保険手配
- 販売・引き渡し
ニュージーランドでは、車両が現地に到着しても、検疫や登録が完了するまでは道路で使用できません。到着後の流れまで見据えて、事前に通関業者や現地対応先を確認しておくことが大切です。

6. ニュージーランド中古車輸出でかかる費用・税金
ニュージーランドへの中古車輸出では、車両代金や船積み費用だけでなく、税金、検査費用、検疫費用、登録費用なども考慮する必要があります。
主な費用項目は以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 車両代金 | 日本国内での仕入れ価格 |
| 日本国内陸送費 | オークション会場や保管場所から港までの輸送費 |
| 輸出抹消・書類作成費 | 輸出に必要な書類作成・手続き費用 |
| 船積み費用 | RoRo船やコンテナ船などの海上輸送費 |
| 海上保険 | 輸送中の事故や損傷に備える保険 |
| 輸入申告・通関費用 | ニュージーランド側での通関手続き費用 |
| 関税 | 車両の種類や条件によって発生する場合がある税金 |
| GST | ニュージーランドで課される物品サービス税 |
| 検疫・清掃費用 | 土や植物片、害虫などへの対応費用 |
| コンプライアンス費用 | 現地登録前の検査・確認費用 |
| 登録費用 | ニュージーランドで車両を登録するための費用 |
| 現地陸送費 | 港から検査場・販売先までの輸送費 |
6-1. GST
ニュージーランドでは、輸入する車両にGSTが課される場合があります。GSTは物品サービス税で、車両価格だけでなく、国際輸送費や保険料などを含めた金額をもとに計算されることがあります。
そのため、仕入れ価格だけで利益計算をするのではなく、輸送費や保険料、現地費用まで含めて総額を確認することが重要です。
6-2. 関税
ニュージーランドへ中古車を輸入する場合、車両の種類や条件によって関税が発生する場合があります。一般的な乗用車、商用車、キャンピングカーなどで扱いが異なる可能性があるため、事前に確認しておく必要があります。
関税やGSTの扱いは制度変更や車両条件によって変わる可能性があるため、最新情報は通関業者や専門業者に確認しましょう。
6-3. 検疫・清掃費用

ニュージーランドは検疫に厳しい国です。車両に土、泥、植物片、虫、種子などが付着していると、追加清掃や処理が必要になる場合があります。
特に下回り、タイヤまわり、エンジンルーム、トランク、フロアマット周辺などは汚れが残りやすい部分です。輸出前にしっかり清掃しておくことで、現地での追加費用や遅延を防ぎやすくなります。
7. ニュージーランドで人気の日本車ブランドと車種
ニュージーランドでは、日本車ブランドが非常に人気があります。特に信頼性が高く、現地での需要が安定しているブランドや車種を理解しておくことは、輸出ビジネスを展開するうえで重要です。
7-1. HONDA(ホンダ)
ホンダの車は、耐久性や燃費性能の面で評価されやすいブランドです。コンパクトカーからミニバンまで幅広い車種があり、都市部での利用や日常使いに向いています。
特にホンダ・フィットのようなコンパクトカーは、燃費が良く、駐車しやすく、都市部での移動に適しています。経済的に車を利用したい消費者に支持されやすい車種です。
7-2. TOYOTA(トヨタ)
トヨタは、ニュージーランドでも認知度が高い日本車ブランドです。耐久性や信頼性が評価されやすく、ファミリー層から商用利用まで幅広い需要が見込まれます。
トヨタ・エスティマのようなミニバンは、広い室内空間を持ち、ファミリー層や荷物を多く運ぶユーザーに向いています。また、プリウスやアクアなどのハイブリッド車は、燃費性能を重視する層から検討されやすい車種です。
7-3. SUZUKI(スズキ)
スズキの車は、コンパクトで経済的な点が特徴です。都市部での移動や駐車がしやすく、維持費を抑えたいユーザーに選ばれやすい傾向があります。
スズキ・スイフトは、経済性と運転のしやすさを兼ね備えたコンパクトカーです。若者からファミリー層まで幅広く検討されやすく、中古車としても扱いやすい車種といえます。
7-4. NISSAN(日産)
日産車もニュージーランドで流通している日本車ブランドのひとつです。コンパクトカー、SUV、電動車など、幅広い車種があります。
特にリーフのような電気自動車は、環境意識の高まりとともに関心を集めやすい車種です。ただし、電気自動車を輸出する場合は、バッテリー状態や航続距離、現地での充電環境も確認しておく必要があります。
7-5. MAZDA(マツダ)
マツダは、デザイン性や走行性能の面で評価されやすいブランドです。アクセラ、デミオ、CXシリーズなど、都市部から郊外利用まで幅広い選択肢があります。
特にSUVやコンパクトカーは、日常利用しやすく、現地の需要に合いやすい可能性があります。

8. ニュージーランド向け中古車輸出で注意すべきポイント
ニュージーランド向けの中古車輸出では、通常の輸出手続きに加えて、現地特有の確認事項があります。ここでは、特に注意したいポイントを解説します。
8-1. 車両の輸入基準を事前に確認する
ニュージーランドでは、車両の排ガス基準や安全基準を満たしていないと、現地で登録できない可能性があります。人気車種であっても、年式や仕様によっては基準に適合しない場合があります。
輸出を検討する際は、車両の仕入れ前に基準適合の可否を確認しておきましょう。
8-2. 検疫に備えて車内外を清掃する

ニュージーランドでは、外来生物や病害虫の侵入を防ぐため、輸入車両に対する検疫が厳しく行われます。土や植物片、虫、種子などが付着していると、追加清掃や処理が必要になる場合があります。
特に中古車は、下回りやタイヤまわり、エンジンルーム、車内の隙間に汚れが残りやすいため、輸出前に丁寧な清掃を行うことが重要です。
8-3. 事故歴・修復歴・腐食を確認する
現地登録や販売を考える場合、事故歴や修復歴、腐食の有無は重要な確認項目です。特に構造部分に問題がある車両は、検査で不合格になる可能性があります。
オークションシートだけで判断せず、必要に応じて写真や現車確認を行い、下回りやフレームの状態も確認しておくと安心です。
8-4. 低燃費車でも制度確認が必要
ハイブリッド車や電気自動車など、環境性能の高い車種はニュージーランドで需要が見込まれます。ただし、低燃費であることと、制度上問題なく輸入・登録できることは別です。
Clean Car Standardや排ガス基準、現地登録条件を確認したうえで、輸出する車両を選びましょう。
8-5. 現地費用まで含めて利益計算する
中古車輸出では、日本国内の仕入れ価格と船積み費用だけで採算を判断すると、想定外の費用が発生する可能性があります。
GST、関税、検疫費用、コンプライアンス費用、登録費用、現地陸送費などを含めて見積もることで、実際に利益が残るかどうかを判断しやすくなります。
9. 信頼できる輸出代行業者の選び方
中古車輸出ビジネスを成功させるためには、個人で対応するには限界があることもしばしばあります。そこで、輸出代行業者を利用することで、安心・安全に中古車輸出を進めやすくなります。
ここでは、信頼できる輸出代行業者を選ぶ際に確認したいポイントを紹介します。
9-1. ニュージーランド向けの実績があるか
業者を選ぶ際は、ニュージーランド向けの中古車輸出実績があるかを確認しましょう。同じ国への輸出経験が豊富な業者であれば、必要書類、検疫、船積み、現地手続きの流れを理解している可能性が高くなります。
過去にどのような車種を輸出したのか、どの港を利用したのか、現地での対応範囲はどこまでかを確認すると判断しやすくなります。
9-2. 書類作成や船積み手配に対応しているか
中古車輸出では、書類作成や船積み手配に不備があると、手続きの遅延や追加費用につながります。輸出抹消、インボイス、輸送書類、輸出通関などに対応しているか確認しましょう。
また、国内陸送やヤードでの保管、検査、清掃などもまとめて依頼できる業者であれば、手続きがスムーズに進めやすくなります。
9-3. 現地側のサポート範囲を確認する
ニュージーランド向けの中古車輸出では、現地到着後の通関、検疫、コンプライアンス確認、陸送なども重要です。日本側の船積みだけでなく、現地側のサポートまで対応できるか確認しておきましょう。
現地での対応範囲が明確な業者であれば、初めて輸出する場合でも安心して進めやすくなります。
9-4. 見積もりの内訳が明確か
輸出代行業者を選ぶ際は、見積もりの内訳が明確かどうかも重要です。運賃、検査料、輸入通関、現地陸送、保険、書類作成費など、どこまでが含まれているのか確認しましょう。
料金だけで判断するのではなく、サポート範囲や追加費用の有無も含めて比較することが大切です。
10. ニュージーランド中古車輸出に関するよくある質問
ここでは、ニュージーランドへの中古車輸出に関してよくある質問をまとめます。
10-1. 日本からニュージーランドへ中古車を輸出できますか?
条件を満たせば、日本からニュージーランドへ中古車を輸出できます。日本とニュージーランドはどちらも右ハンドル・左側通行のため、日本車は現地で利用しやすい車両です。
ただし、排ガス基準、安全基準、検疫、Clean Car Standardなどを確認する必要があります。車種や年式によって対応が異なるため、仕入れ前に確認しておきましょう。
10-2. ニュージーランドで人気の日本車は何ですか?
ニュージーランドでは、トヨタ、ホンダ、スズキ、日産、マツダなどの日本車が人気です。具体的には、トヨタ・エスティマ、ホンダ・フィット、スズキ・スイフト、トヨタ・プリウス、日産リーフなどが検討されやすい車種です。
ただし、人気車種であっても、現地基準に適合していなければ登録できない可能性があります。需要と制度の両方を確認することが重要です。
10-3. ニュージーランドへの中古車輸出にはどのような書類が必要ですか?
主に、輸出抹消登録証明書、インボイス、船荷証券・輸送書類、車両状態を確認できる資料などが必要です。
車両の状態表やオークションシート、写真などは、輸入者や現地購入者に安心感を与える資料としても役立ちます。
10-4. ニュージーランド向けの中古車輸出で検疫は必要ですか?
必要です。ニュージーランドでは、車両に土、泥、植物片、虫、種子などが付着していないか確認されます。
汚れが見つかると、追加清掃や処理が必要になり、費用や納期に影響する可能性があります。輸出前に車内外や下回りを丁寧に清掃しておくことが大切です。
10-5. ニュージーランドへの中古車輸出ではGSTがかかりますか?
ニュージーランドでは、輸入車両にGSTが課される場合があります。GSTは車両価格だけでなく、国際輸送費や保険料などを含めた金額をもとに計算されることがあります。
正確な金額は車両条件や輸入時点の制度によって異なるため、通関業者や輸出代行業者に確認しましょう。
10-6. ハイブリッド車や電気自動車はニュージーランドで需要がありますか?
ハイブリッド車や電気自動車は、燃費性能や環境性能の面から需要が見込まれます。特に都市部では、維持費を抑えたい層や環境意識の高い層から検討されやすいでしょう。
ただし、Clean Car Standardや排ガス基準、バッテリー状態、現地での整備・充電環境も確認する必要があります。
10-7. 個人でもニュージーランドへ中古車を輸出できますか?
個人でも輸出できる可能性はあります。ただし、書類作成、輸出抹消、船積み、通関、検疫、現地登録など、複数の手続きが必要です。
初めて輸出する場合は、手続きの不備や追加費用が発生しやすいため、専門業者に相談した方がスムーズに進めやすいでしょう。

11. まとめ
ニュージーランドは、日本の中古車に対する需要が見込める輸出先のひとつです。日本と同じ右ハンドル・左側通行であり、日本車の品質や信頼性、燃費性能は現地でも評価されやすい傾向があります。
特にトヨタ、ホンダ、スズキ、日産、マツダなどの日本車は、日常利用、ファミリー利用、都市部での移動、環境性能を重視する層など、さまざまなニーズに対応しやすい車種がそろっています。
一方で、ニュージーランドへの中古車輸出では、必要書類、排ガス基準、安全基準、Clean Car Standard、検疫、GST、関税、現地登録など、確認すべき項目が多くあります。人気車種であっても、現地基準に適合しなければ登録できない可能性があるため、仕入れ前の確認が重要です。
こうしたニュージーランド向けの中古車輸出をスムーズに進めるためには、信頼できるサポートが欠かせません。
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なお、中古車輸出に関して概要を知りたい方は、以下の記事も参考になります。
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