
モンゴルは、日本の中古車が高く評価されている輸出先の一つです。特に耐久性や燃費性能に優れた日本車は現地で需要が高く、輸出ビジネスの対象国として注目されています。
一方で、モンゴルへ中古車を輸出する際は、人気車種だけでなく、輸送ルートや輸出にかかる費用、関税・税金、現地の輸入制度などを事前に理解しておくことが重要です。これらを把握しておくことで、輸出時のトラブルを防ぎ、スムーズな取引につなげやすくなります。
本記事では、モンゴル市場で日本車が選ばれる理由や人気車種をはじめ、中古車輸出の流れ、輸送方法、費用、知っておきたい規制や注意点まで詳しく解説します。モンゴルへの中古車輸出を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
1. モンゴルで日本の中古車が人気を集めている理由
モンゴルは、日本の中古車が安定した需要を持つ輸出先の一つです。ここでは、日本車が高く評価される理由や、モンゴルの中古車市場の特徴について解説します。
1-1. 日本車が高く評価されている背景
モンゴルでは、日本車は「壊れにくく品質が高い車」という評価を受けています。日本では定期点検や車検制度が整備されているため、中古車であっても状態の良い車両が多く流通している点も特徴です。そのため、購入後も長く乗り続けられるという安心感があり、多くのユーザーから支持されています。
さらに、日本車は部品の流通量が多く、修理やメンテナンスがしやすい点も魅力です。耐久性に優れていることから、日常使いだけでなく長距離移動や地方での利用にも適しており、中古車市場でも安定した需要があります。
さらに、燃費性能に優れたハイブリッド車も多く流通しており、燃料費を抑えたいユーザーから高い人気を集めています。

1-2. 気候や道路事情が車選びに影響する
モンゴルは冬になると氷点下30℃を下回る地域もあるなど、世界でも有数の寒冷地です。また、都市部を離れると未舗装道路や起伏の多い道も少なくありません。こうした環境では、寒さの中でも安定して始動できる性能や、悪路を走行できる耐久性が求められます。
そのため、ランドクルーザーのような四輪駆動車や、燃費と信頼性を兼ね備えたプリウスなどが幅広い層から支持されています。
車両を選ぶ際は価格だけでなく、現地の気候や道路環境に適しているかどうかも重要な判断基準となります。
1-3. モンゴルの中古車市場の現状
モンゴルの自動車市場は輸入車が中心であり、その多くを中古車が占めています。特に日本から輸入される車両の割合は高く、乗用車輸入の大部分を日本車が占めていることからも、日本車への信頼の高さがうかがえます。
また、首都ウランバートルを中心に中古車の売買が盛んに行われており、一般家庭だけでなく法人や事業者からの需要もあります。近年は環境政策や新車市場の変化も見られますが、日本の中古車は依然として市場の中心的な存在です。
こうした背景から、モンゴルは日本の中古車輸出先として継続的な需要が期待できる市場といえます。
1-4. トヨタをはじめ日本車が広く流通している背景
モンゴルで流通する日本車の中でも、特にトヨタ車は高いシェアを占めています。プリウスやランドクルーザー、クラウンなどは街中でも見かける機会が多く、用途に応じて幅広い車種が利用されています。
その理由として、耐久性や燃費性能だけでなく、部品の入手しやすさや整備ノウハウが普及していることも挙げられます。中古車であっても維持しやすく、修理体制が整っているため、長期間安心して利用できる点が評価されています。
また、日本から継続的に中古車が輸出されていることにより、現地市場でも安定した供給が続いています。こうした環境が整っていることから、日本車はモンゴルの中古車市場で高い人気を維持しています。
2. モンゴルで人気の日本車と選ばれる理由
モンゴルでは、日本車の中でも気候や道路事情、維持費などに適した車種が特に高い人気を集めています。ここでは、現地で支持されている代表的な日本車と、それぞれが選ばれている理由を紹介します。
2-1. トヨタ プリウス|燃費性能を重視する層から支持される
トヨタ プリウスは、モンゴルで特に人気の高い日本車の一つです。最大の理由は優れた燃費性能で、燃料費を抑えながら日常的に利用できることから、多くのユーザーに選ばれています。
また、日本からの流通台数が多いため、中古車市場で比較的購入しやすく、部品の調達や整備もしやすい点も魅力です。街乗りから通勤まで幅広い用途に対応できることから、個人ユーザーを中心に安定した需要があります。
2-2. トヨタ ランドクルーザー|悪路や厳しい道路環境に対応しやすい

ランドクルーザーは、悪路走破性と耐久性の高さから根強い人気を誇る車種です。都市部だけでなく、舗装されていない道路や山間部を走行する機会が多い地域でも安心して利用できます。
さらに、冬場の厳しい寒さや積雪にも対応しやすく、仕事用・レジャー用を問わず幅広いシーンで活躍しています。耐久性が高いため、中古車でも価値が落ちにくい点も評価されています。
2-3. トヨタ ハリアー|SUVとしての快適性と実用性がある
ハリアーは、SUVならではの走行性能と快適な乗り心地を兼ね備えた車種として人気があります。最低地上高が比較的高く、雪道や荒れた道路でも走行しやすいことが特徴です。
また、デザイン性の高さや室内空間の広さも評価されており、ファミリー層を中心に需要があります。実用性と快適性を両立したSUVとして、幅広い層から選ばれています。
2-4. トヨタ クラウン|セダンを求める層から選ばれる
クラウンは、高級感と快適な乗り心地を兼ね備えたセダンとして支持されています。長距離移動でも疲れにくく、静粛性や安定した走行性能を求めるユーザーから高い評価を受けています。
中古車でも品質が高く、適切にメンテナンスされた車両であれば長期間使用できることも人気の理由です。法人利用や役員車として選ばれるケースも見られます。
2-5. ホンダ フィット|コンパクトで扱いやすい
ホンダ フィットは、小回りの良さと優れた燃費性能を兼ね備えたコンパクトカーです。運転しやすく維持費も比較的抑えられるため、初めて車を購入する人や日常使いを重視するユーザーから支持されています。
また、コンパクトながら室内空間が広く、荷物も積みやすいことから実用性にも優れています。日本からの流通量も多く、中古車市場でも入手しやすい車種です。
モンゴルで人気の日本車比較
| 車種 | 特徴 | モンゴルで選ばれる理由 |
|---|---|---|
| トヨタ プリウス | ハイブリッドカー | 燃費性能が高く維持費を抑えやすい |
| トヨタ ランドクルーザー | 本格SUV | 悪路や雪道でも走行しやすく耐久性が高い |
| トヨタ ハリアー | SUV | 快適性と実用性のバランスが良い |
| トヨタ クラウン | セダン | 高級感と快適な乗り心地が評価されている |
| ホンダ フィット | コンパクトカー | 小回りが利き、燃費や維持費に優れている |
3. モンゴルへ中古車を輸出する流れ
モンゴルへ中古車を輸出する際は、日本国内での仕入れから現地での輸入・登録まで、いくつかの手続きを順番に進める必要があります。ここでは、一般的な中古車輸出の流れを4つのステップに分けて解説します。

3-1. 車両を仕入れる
まずは、モンゴル市場で需要のある車両を仕入れます。中古車オークションや中古車販売店、ディーラーなどから車両を購入する方法が一般的です。
車種を選ぶ際は、日本国内で人気の車ではなく、現地のニーズに合った車種を意識することが重要です。例えば、燃費性能に優れたプリウスや、悪路でも走行しやすいランドクルーザーなどは現地でも高い人気があります。
また、年式や走行距離、修復歴の有無だけでなく、輸入時の税負担や現地の需要も考慮して仕入れることで、輸出後の販売につながりやすくなります。
3-2. 必要書類を準備する
車両を仕入れた後は、輸出に必要な書類を準備します。不備があると輸出手続きが遅れる原因となるため、事前に必要書類を確認しておきましょう。
主な必要書類は以下のとおりです。
| 書類 | 内容 |
|---|---|
| 自動車検査証(車検証) | 車両情報を証明する書類 |
| 譲渡証明書 | 車両の所有権を証明する書類 |
| 印鑑証明書 | 所有者の本人確認書類 |
| インボイス(Invoice) | 車両価格などを記載した書類 |
| パッキングリスト | 輸出貨物の内容をまとめた書類 |
| 船荷証券(B/L) | 船会社が発行する輸送書類 |
必要となる書類は輸送方法や取引内容によって異なる場合があるため、事前に確認しておくことが大切です。
3-3. 輸出通関・船積みを行う
書類がそろったら、日本で輸出通関の手続きを行い、車両を船へ積み込みます。
輸出申告は税関へ行い、問題がなければ輸出許可が下ります。その後、港で船積みが行われ、日本を出港します。
なお、モンゴルは海に面していない内陸国のため、日本から直接輸送することはできません。船で海外の港まで輸送した後、陸上輸送へ切り替える必要があります。具体的な輸送ルートについては、次章で詳しく解説します。
3-4. 現地で輸入・登録する
モンゴルへ到着した車両は、現地で輸入通関や関税・税金の支払いを行い、その後、登録手続きを進めます。
登録が完了すると、公道で走行できる状態となり、販売や利用が可能になります。ただし、輸入制度や登録条件は変更される場合もあるため、最新情報を確認しながら手続きを進めることが重要です。
また、輸出先の制度に詳しい事業者へ相談することで、書類不備や手続き上のトラブルを防ぎやすくなります。
4. モンゴルまで中古車を輸送する方法
モンゴルは海に面していない内陸国のため、日本から直接船で輸送することはできません。ここでは、日本からモンゴルまで中古車を輸送する際の一般的なルートや、輸送期間の目安について解説します。

4-1. モンゴルは内陸国ならではの輸送ルートとなる
モンゴルへの中古車輸送は、海上輸送だけで完結しない点が大きな特徴です。日本の港から船で海外の港まで輸送した後、鉄道やトラックなどの陸上輸送を利用してモンゴルまで運ばれます。
そのため、港から直接輸送できる国と比べると、輸送工程が多くなり、日数や費用も変動しやすくなります。輸送ルートや現地の物流状況によって納期が前後することもあるため、余裕を持ったスケジュールを組むことが重要です。
4-2. 海上輸送と陸上輸送の流れ
日本からモンゴルへ中古車を輸送する場合は、まず横浜港や名古屋港、神戸港などの港から船で中国の港へ輸送するケースが一般的です。その後、中国国内を鉄道やトラックで移動し、国境を越えてモンゴルへ搬送されます。
輸送方法は、車両をそのまま船に積み込むRORO船(ロールオン・ロールオフ船)が利用されることが多いものの、車種や輸送条件によってはコンテナ輸送が選択される場合もあります。
どのルートや輸送方法が適しているかは、車両の種類や輸送コスト、納期などによって異なるため、輸送会社と相談しながら決定するのがおすすめです。
4-3. 輸送期間やスケジュールの目安
モンゴルまでの輸送期間は、利用する港や陸送ルートによって異なりますが、一般的には日本を出港してから約3〜6週間程度が目安とされています。
また、天候や港湾の混雑状況、通関手続き、陸上輸送のスケジュールなどによっては、通常より時間がかかることもあります。特に冬季は天候の影響を受けやすいため、余裕を持った輸送計画を立てることが重要です。
輸送費用や所要期間はルートによって大きく変わるため、複数の輸送会社へ見積もりを依頼し、費用と納期のバランスを比較したうえで最適な方法を選びましょう。
5. モンゴル向け中古車輸出にかかる費用
モンゴルへ中古車を輸出する際は、車両代だけでなく、日本国内での陸送費や通関費、海上・陸上輸送費、現地での関税や税金などが発生します。ここでは、主な費用項目と確認しておきたいポイントを解説します。

5-1. 車両の仕入れ費用
最も大きな割合を占めるのが、輸出する中古車そのものの仕入れ費用です。車種や年式、走行距離、修復歴、グレードによって価格は大きく異なります。
モンゴル向けでは、現地で需要のある車種を選ぶことがポイントですが、人気だけで判断するのではなく、仕入れ価格と輸送後の販売価格のバランスも確認する必要があります。また、年式や排気量によって現地での税負担が変わるため、車両価格だけでなく輸出後に発生するコストも含めて検討するとよいでしょう。
5-2. 日本国内の陸送・通関・輸送にかかる費用
仕入れた車両を港まで運ぶ陸送費のほか、輸出通関費、書類作成費、港湾関連費用なども発生します。さらに、日本から海外の港まで運ぶ海上輸送費と、そこからモンゴルまで運ぶ陸上輸送費も必要です。
モンゴルは内陸国のため、海上輸送だけで完結する国と比べて輸送工程が多くなります。このように、利用する港や経由地、RORO船・コンテナなどの輸送方法によって総額が変わりやすい点に注意が必要です。
5-3. モンゴルで発生する関税・税金・登録などの費用
モンゴルへ車両を輸入する際は、輸入時の関税や付加価値税、物品税などが発生します。加えて、現地で公道を走行するための登録に関する費用も見込んでおく必要があります。
特に物品税は、車両の排気量や使用年数などによって負担額が変わるため注意が必要です。年式の古い車両は、仕入れ価格が安くても税負担が大きくなり、最終的なコストメリットが小さくなる場合があります。
中古車を輸出する際は、以下のような費用をまとめて確認しておくと安心です。
| 費用項目 | 主な内容 |
|---|---|
| 車両仕入れ費 | 車両本体の購入費用 |
| 国内陸送費 | 仕入れ先から港までの輸送費 |
| 輸出関連費用 | 通関、書類作成、港湾関連費用など |
| 海上輸送費 | 日本から経由地の港までの輸送費 |
| 陸上輸送費 | 経由地からモンゴルまでの輸送費 |
| 関税・税金 | 関税、付加価値税、物品税など |
| 現地登録費用 | モンゴルで車両を登録するための費用 |
実際の総額は、車種や年式、排気量、輸送ルート、為替、物流状況などによって変動します。そのため、仕入れ前の段階で現地税制まで含めた総コストを試算しておくことが重要です。
6. モンゴル向け中古車輸出で知っておきたい規制と注意点
モンゴルへ中古車を輸出する際は、現地の輸入・登録制度や税制を事前に把握しておくことが欠かせません。特に年式や排気量によって税負担が変わるため、仕入れ前の確認が欠かせません。

6-1. モンゴルの輸入・登録制度を確認する
モンゴルへ中古車を輸入する場合は、現地で定められた通関や車両登録の手続きが必要です。輸入された中古車は、技術検査を受けたうえで国家登録され、ナンバープレートが交付される仕組みとなっています。
加えて、日本から輸出される車両には右ハンドル車も多いため、右ハンドル車の登録条件についても事前確認が必要です。なかでもウランバートルなどでは車両登録に関する制度が変更される可能性もあるため、「輸入できるか」だけでなく「現地で登録・使用できるか」まで確認しておきましょう。
6-2. 関税・付加価値税・物品税の仕組みを理解する
モンゴルへの車両輸入では、関税だけでなく付加価値税や物品税なども含めて検討することが大切です。車両本体の仕入れ価格だけを見て採算を判断すると、現地で想定以上の費用が発生する可能性があります。
なかでも物品税は車両条件によって金額が大きく異なります。モンゴル税関では、エンジン排気量と製造からの経過年数に応じた税額が設定されており、ハイブリッド車や電気自動車についても別の税率区分が設けられています。
そのため、輸出前には車両ごとにかかる税金まで含めて総コストを試算することが大切です。
6-3. 年式や排気量による税負担の違いに注意する
中古車は、仕入れ価格の安さだけで利益が出るとは限りません。モンゴルの物品税は、基本的に製造からの経過年数が長い車両や排気量の大きな車両ほど税額が高くなる仕組みです。
例えば、同じ車種でも年式やエンジン仕様が異なれば、輸入後の税負担に差が生じます。また、プリウスのようなハイブリッド車についても専用の物品税区分が設定されています。
車両を選ぶ際は、現地での人気や仕入れ価格だけでなく、年式・排気量・動力方式まで確認し、税負担を含めて採算性を判断しましょう。
6-4. 制度変更など最新情報を確認する
中古車の輸入条件や税制、登録制度は将来的に変更される可能性があります。以前輸出できた条件だからといって、現在も同じルールが適用されているとは限りません。
特に税金や車両登録に関する情報は、モンゴル税関や政府の法令データベースなど、公的機関が発信する最新情報を確認することが大切です。モンゴル税関では車両の物品税に関する情報が公開されており、モンゴルの法令データベース「LegalInfo」では現地の法令を確認できます。
輸出直前にも条件を確認し、不明点がある場合は現地制度に詳しい専門事業者へ相談すると安心です。
7. モンゴルへの中古車輸出を検討するならAUTOHUB
モンゴルへの中古車輸出では、輸送手配や書類作成、通関など複数の工程が発生します。ここでは、AUTOHUBに相談できる主な内容や、中古車輸出を進める際に活用できるサポートについて紹介します。

7-1. 中古車輸出をトータルでサポート
AUTOHUBは、中古車輸出に必要なさまざまな業務をサポートしています。輸出書類の作成や船積みの手配をはじめ、日本国内での陸送手配、通関業務など、中古車を海外へ送り出すまでに必要となる工程を幅広く相談できます。
中古車輸出では、車両を仕入れればそのまま海外へ送れるわけではありません。港までの輸送や輸出申告、船会社との調整など複数の工程が発生するため、自社だけですべてを進めると負担が大きくなる場合があります。
AUTOHUBでは72カ国以上への輸送手配を行っており、自動車専用船だけでなくコンテナ船にも対応しています。輸出業務をまとめて相談できるため、これから海外への中古車輸出を始める事業者にも活用しやすいサービスです。
7-2. 輸送方法や必要な手続きについて相談できる
モンゴルは内陸国のため、海に面した国への輸出とは異なり、海上輸送と陸上輸送を組み合わせたルートを検討する必要があります。また、輸送方法だけでなく、必要書類や通関手続きなども事前に確認しておかなければなりません。
AUTOHUBは船積みや輸出書類の作成、国内陸送などを扱っているため、海外へ中古車を送る際の物流や手続きについてまとめて相談できます。
モンゴル向けに利用できる具体的な輸送ルートやサービス内容については、車両の条件や輸送時期によって異なる可能性があります。実際に輸出を検討する際は、AUTOHUBへ最新の対応状況を確認したうえで、適した輸送方法を検討するとよいでしょう。
8. モンゴル向け中古車輸出に関するよくある質問(FAQ)
モンゴルへの中古車輸出では、年式や右ハンドル車の扱い、輸送期間、費用などについて疑問を持つ方も多いでしょう。ここでは、輸出を検討する際によくある質問をまとめて解説します。
8-1. モンゴルへ中古車を輸出する際に年式の制限はありますか?
モンゴルでは、中古車について単純な年式制限だけで判断するのではなく、輸入時の税負担や登録条件も含めて確認する必要があります。
特に物品税は車両の経過年数によって変わるため、古い車両ほど税負担が大きくなる場合があります。輸出前には、対象車両の年式と現地税制をあわせて確認しておきましょう。
8-2. モンゴルでは右ハンドル車も輸出できますか?
日本からモンゴルへ右ハンドル車が輸出されるケースはあります。ただし、輸入できることと現地で問題なく登録・利用できることは必ずしも同じではありません。
なお、車両登録に関する制度は変更される可能性があるため、輸出時点での最新条件を確認することが重要です。右ハンドル車を輸出する場合は、現地の登録条件まで事前に確認しましょう。
8-3. モンゴルへ輸出する場合、輸送期間はどれくらいですか?
輸送期間は、利用する港や経由地、海上輸送と陸上輸送の組み合わせによって異なります。目安としては、日本を出港してからモンゴルへ到着するまで3〜6週間程度かかるケースがあります。
ただし、港湾の混雑や通関、天候、陸上輸送の状況などによって期間が延びることもあります。納期には余裕を持って計画することが大切です。
8-4. モンゴルで特に人気のある日本車は何ですか?
モンゴルでは、トヨタ プリウスやランドクルーザー、ハリアー、クラウン、ホンダ フィットなどの日本車が広く流通しています。
燃費性能を重視する場合はハイブリッド車、悪路への対応力を重視する場合はSUVや4WD車など、用途によって選ばれる車種が異なります。輸出する車両を選ぶ際は、現地の需要や道路環境も考慮するとよいでしょう。
8-5. 個人でもモンゴルへ中古車を輸出できますか?
必要な手続きや条件を満たせば、個人で中古車輸出を行うことも可能です。ただし、車両の仕入れから輸出抹消、書類準備、通関、船積み、現地での輸入手続きまで複数の工程があります。
初めて輸出する場合は手続きが複雑に感じられることもあるため、輸出代行や物流サービスを利用する方法もあります。
8-6. モンゴルへの中古車輸出にはどのくらい費用がかかりますか?
総額は車種や仕入れ価格、輸送ルート、排気量、年式などによって大きく異なるため、一律の金額を示すことはできません。
主な費用には、車両仕入れ費、国内陸送費、通関・書類作成費、海上・陸上輸送費、関税、付加価値税、物品税、現地登録費用などがあります。特にモンゴルでは年式や排気量によって税負担が変わるため、車両購入前に総額を試算しておくことが重要です。
9. まとめ

モンゴルでは、日本の中古車が幅広く流通しており、燃費性能に優れたハイブリッド車や、悪路に対応しやすいSUVなどが支持されています。輸出する車両を選ぶ際は、現地の市場ニーズや気候、道路事情まで踏まえて検討することが重要です。
なお、モンゴルは内陸国のため、海上輸送と陸上輸送を組み合わせたルートが必要になります。車両の仕入れ費用だけでなく、国内陸送費、通関費、輸送費、現地での関税や税金、登録費用まで含めて総額を確認しておきましょう。
さらに、年式や排気量によって税負担が変わるほか、輸入・登録制度が変更される可能性もあります。最新情報を確認しながら準備を進め、不明点がある場合は中古車輸出に詳しい事業者へ相談するのがおすすめです。
モンゴルへの中古車輸出を検討している方は、輸送手配や通関、輸出書類の作成などを相談できるAUTOHUBのサービスも活用してみてください。
